FRIENDSHIP.

CURATIORS COMMENT:

• “日本でJapanese Footballを作りたい”という思いからスタートしたバンド。Japanese Football、2作目となるEP「forgive me not」をリリースする。 洗練された表現と深い感情のうねりを詰め込んだ意欲作となったと語る今作。 彼らが大切にしているMidwest Emoやインディロックを基調としつつも、オルタナティブに展開していくバンドサウンドは圧巻である。 そしてなにより、Jack(Gt./Vo.)のシルキーボイスから繰り出される美しく心地よい歌詞の世界観は唯一無二である。 インスト曲であるM1「breath」から始まり、今作のエモーショナルさや抒情的な雰囲気を予感させる。 疾走感あふれるポップパンク要素満載のM2「Friends」はテクニカルなギターリフとメロディックなバンドサウンドが聴き手の耳と脳内を駆け抜けていく。 そして今作のリードトラックであり表題曲のM3「Forgive me not」は彼らが追い求めるAmerican FootballのようなMidwest Emo色が非常に強く現れた切なく、儚く、そして温かさが内包された1曲となっている。 バンドサウンドから放たれるエモとJack(Gt./Vo.)の繊細で優しく温かな歌声によって内省的な歌詞の世界観は光を放つ。 流れるように美しいギター、タイトさと抒情性を持ち合わせたリズム隊とのアンサンブルは聴く者の心を震わせる。 続くM4「Stay」もJapanese Footballらしさと同期との融合によって新たなジャパフトが描かれている。 音楽ジャンルとしてのEmoと彼らが活動を続けていく中で持っているEmoという信念が純度100%で音に注ぎ込まれた、そんなEPではないだろうか。（FRIENDSHIP. staff）