2023.6.16 UPDATE
楽器隊のサウンドの妙や、アレンジのダイナミズムとか、語ろうと思えば語る事はたくさんあるけれど、 朴訥とささくれ立ちながら、ちょっと寂しそうで強い、濱野くんの声が、最早全てだと言っても良いと思う。 パキッとした色よりも、マーブルな「間」を意識的に表現できる声を持っている人の方が少ない。
アルバム全体のボリュームや音の質感など、徹底的にストリーミングで聴かれることを意識した作品なんだと思う。 今の時代に「アルバム」の定義は様々だけれど、この作品が「2019年のアルバム」の一つの定義であることは間違いない。 今時珍しい何周も出来るアルバムだけれど、特に「熱が醒めるまで」でパッと視界が拓ける感じが秀逸。
HAPPY5年ぶりのアルバム。 5年という歳月をかけて、彼らの「揺るぎない核」にたどり着いたような作品。 圧倒的な美意識は時代性を超え、そういう音楽にこそ自分は用があるんだなと思う。
グッと重心が下がったサウンド。過不足なく間引かれた音数とアレンジ。 サーモグラフィーで見ると真っ赤ではなくほんのりと暖色に染まる途中のような。 微熱のエモーショナルを表現することは、「あっち」でも「こっち」でもないからこそ、一番難しい。 少年が青年に変わるような、そんな一瞬が、まさに彼らにとってこの曲なのかも。
タイトルがあらわすように彼らの第何章かのスタートを自ら祝うような快作。 雑食過ぎる音楽性を持つバンドはもしかしたら散漫なイメージを持たれてしまうかもしれないけれど、 彼らくらいに説得力を持って突き抜けると、もはや他に変わりがいないようなオリジナリティーに昇華する。 パーティー終わり、あの特有な「高揚の残り香」が鼻をつく「夜にとけて」は名曲。
日本語を音としてバンドサウンドにのせる事は、想像以上に難しい。彼らはそこに(意識的か無意識かは分からないけれど)しっかりと挑戦している。サウンドは硬質なシューゲーズサウンド。その枠をはみ出る事が出来ている要因はこの歌にあることは間違いない。
踊ってばかりの国は、昂ぶりも綻びも、正しさも過ちも、全てを内包して躍動する、一個体の生命のようだ。 それはつまり正しく「ロックバンド」だと、言い換える事も出来る。 バンド、特にロックバンドというものは、ただの編成やフォーマットの話だけでは全くなくて、 色々なものがグチャグチャに混ざり合い、境目すら曖昧になった先の「何か」をつかみ取る行為なのではないかと思う。 彼らの場合それは結局「愛」に行きついているような気がする。 今作も多分に漏れず、そう。
まさにDENIMS節というような。一聴して「DEMINSだ!」と分かるという事は、思っているよりずっとすごい。
sikisi的なRAP MUSIC解釈的なこの曲。ブレイクビーツにのせて歌われるのは拭いきれない、ただただ漠然と自分の中に蠢く焦燥。現代のブルースというのはこういう感覚の元にあるものが多いような気もする。
「愛してるぜベイベー」って歌詞、今世界で一番似合うのは東郷清丸くんだと思う。 それだけでもうこの曲が名曲だってのは確定したようなものでしょう?
彼らの曲は過不足ない繊細なレイヤードの基に構築をされているからRemixともまた相性がとても良い。USインディの良さが詰まったようなof Montreal Remix、前衛的なビートパターンが印象的なSkinny Pakembe Remixはそれぞれ見事な再構築を見せている。自らのセルフリミックスもまた原曲との距離感がある面白い仕上がり。
インプットをそのままの純度でアウトプットする事は難しい。 インプットしたものに、純度はそのままに自分なりの解釈を付け加えてアウトプットすることはもっと難しい。 海外のインディーの影響を受けてきたことは間違いないと思うけれど、 ただそれを模倣するだけに留まっていないのは、そこに彼らの解釈がしっかりと組み込まれているからだと思う。 特にメロディーセンスに自分はそこをすごく感じる。
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sufi
Gateballers
2019.08.21 RELEASECURATORS COMMENT:
楽器隊のサウンドの妙や、アレンジのダイナミズムとか、語ろうと思えば語る事はたくさんあるけれど、 朴訥とささくれ立ちながら、ちょっと寂しそうで強い、濱野くんの声が、最早全てだと言っても良いと思う。 パキッとした色よりも、マーブルな「間」を意識的に表現できる声を持っている人の方が少ない。
INDOOR
YAJICO GIRL
2019.08.07 RELEASECURATORS COMMENT:
アルバム全体のボリュームや音の質感など、徹底的にストリーミングで聴かれることを意識した作品なんだと思う。 今の時代に「アルバム」の定義は様々だけれど、この作品が「2019年のアルバム」の一つの定義であることは間違いない。 今時珍しい何周も出来るアルバムだけれど、特に「熱が醒めるまで」でパッと視界が拓ける感じが秀逸。
High Planet Cruise
HAPPY
2019.08.07 RELEASECURATORS COMMENT:
HAPPY5年ぶりのアルバム。 5年という歳月をかけて、彼らの「揺るぎない核」にたどり着いたような作品。 圧倒的な美意識は時代性を超え、そういう音楽にこそ自分は用があるんだなと思う。
NIGHTS
YAJICO GIRL
2019.06.19 RELEASECURATORS COMMENT:
グッと重心が下がったサウンド。過不足なく間引かれた音数とアレンジ。 サーモグラフィーで見ると真っ赤ではなくほんのりと暖色に染まる途中のような。 微熱のエモーショナルを表現することは、「あっち」でも「こっち」でもないからこそ、一番難しい。 少年が青年に変わるような、そんな一瞬が、まさに彼らにとってこの曲なのかも。
KEYWORD:
makuake
DENIMS
2019.06.05 RELEASECURATORS COMMENT:
タイトルがあらわすように彼らの第何章かのスタートを自ら祝うような快作。 雑食過ぎる音楽性を持つバンドはもしかしたら散漫なイメージを持たれてしまうかもしれないけれど、 彼らくらいに説得力を持って突き抜けると、もはや他に変わりがいないようなオリジナリティーに昇華する。 パーティー終わり、あの特有な「高揚の残り香」が鼻をつく「夜にとけて」は名曲。
KEYWORD:
α
Narco-lepsy
2019.05.29 RELEASECURATORS COMMENT:
日本語を音としてバンドサウンドにのせる事は、想像以上に難しい。彼らはそこに(意識的か無意識かは分からないけれど)しっかりと挑戦している。サウンドは硬質なシューゲーズサウンド。その枠をはみ出る事が出来ている要因はこの歌にあることは間違いない。
KEYWORD:
hikarinonakani
Odottebakarinokuni
2019.05.29 RELEASECURATORS COMMENT:
踊ってばかりの国は、昂ぶりも綻びも、正しさも過ちも、全てを内包して躍動する、一個体の生命のようだ。 それはつまり正しく「ロックバンド」だと、言い換える事も出来る。 バンド、特にロックバンドというものは、ただの編成やフォーマットの話だけでは全くなくて、 色々なものがグチャグチャに混ざり合い、境目すら曖昧になった先の「何か」をつかみ取る行為なのではないかと思う。 彼らの場合それは結局「愛」に行きついているような気がする。 今作も多分に漏れず、そう。
KEYWORD:
SAYONARA,OMACHIKANE
DENIMS
2019.05.22 RELEASECURATORS COMMENT:
まさにDENIMS節というような。一聴して「DEMINSだ!」と分かるという事は、思っているよりずっとすごい。
KEYWORD:
Super Blue(DEMO)
sikisi
2019.04.03 RELEASECURATORS COMMENT:
sikisi的なRAP MUSIC解釈的なこの曲。ブレイクビーツにのせて歌われるのは拭いきれない、ただただ漠然と自分の中に蠢く焦燥。現代のブルースというのはこういう感覚の元にあるものが多いような気もする。
KEYWORD:
L&V
Togo Kiyomaru
2019.03.27 RELEASECURATORS COMMENT:
「愛してるぜベイベー」って歌詞、今世界で一番似合うのは東郷清丸くんだと思う。 それだけでもうこの曲が名曲だってのは確定したようなものでしょう?
KEYWORD:
There Remix EP
The fin.
2019.03.15 RELEASECURATORS COMMENT:
彼らの曲は過不足ない繊細なレイヤードの基に構築をされているからRemixともまた相性がとても良い。USインディの良さが詰まったようなof Montreal Remix、前衛的なビートパターンが印象的なSkinny Pakembe Remixはそれぞれ見事な再構築を見せている。自らのセルフリミックスもまた原曲との距離感がある面白い仕上がり。
KEYWORD:
RELEASE
CURATORS COMMENT:
インプットをそのままの純度でアウトプットする事は難しい。 インプットしたものに、純度はそのままに自分なりの解釈を付け加えてアウトプットすることはもっと難しい。 海外のインディーの影響を受けてきたことは間違いないと思うけれど、 ただそれを模倣するだけに留まっていないのは、そこに彼らの解釈がしっかりと組み込まれているからだと思う。 特にメロディーセンスに自分はそこをすごく感じる。